南東トルコの需要創造への取り組みが 第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」実行委員長賞受賞

トルコ共和国大使館文化広報参事官室は、ターキッシュエアラインズと合同で実施した南東トルコの旅行需要を創り出す取り組みが第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」の実行委員長賞を受賞したことを発表します。

第9回「ジャパン・ツーリズム・アワード」(審査委員長:本保芳明 一般財団法人アジア太平洋観光交流センター理事長)は、公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)によって去る2025年8月28日(木)に発表されました。

今回の受賞理由として、トルコ南東部に位置し、約12,000年前に築かれた世界最古の神殿遺跡ギョベクリ・テペや、2019年から本格的な調査が始まった紀元前9,000年にさかのぼる新石器時代の重要遺跡カラハン・テペを含む、東西約200kmにわたる広大な考古学遺跡群「タシュテペレル(トルコ語で“石の丘”の意)」を、トルコの新たなデスティネーションとして日本の消費者に訴求する際、官民が強力に連携し、積極的に開発を推進した点が高く評価されたことが挙げられます。

さらに、継続的な観光振興の取り組みに加え、トルコ政府、航空会社、旅行会社のさらなる連携と双方向の国際交流の進展が期待される点も評価の対象となりました。

受賞に際し、トルコ共和国大使館文化広報参事官のサルトゥク・ブーラ・エキンジは次のように述べています。 「この度、栄誉ある賞を受賞し大変嬉しく思います。世界中の考古学界で注目を集めているトルコでは、年間を通じた発掘調査を通じて、何千年も前の人々の生活や文化の足跡が次々と明らかにされており、近年、「考古学の黄金時代」として世界中の研究者が目を見張るような発見が相次いでいます。2023年には考古学調査が720件を超え、昨年2024年には765件に達し、2026年には800件という目標を掲げて、さらに加速しています。

中でもタシュテペレルは、人類史の大きな転換点である狩猟採集から農耕への移行を知るうえで、必ず訪れるべき場所で、ぜひさらに多くの日本人の方にお越しいただきければと思っております。今後もターキッシュエアラインズ、日本の旅行会社の皆様と協力して、まだ知られていないトルコの魅力を積極的にお伝えしていきます。」