トルコ文化観光省 エルソイ文化観光大臣 ベルリン国際観光フェアにて、観光大国への意欲を表明 ヨーロッパの富裕層から高い評価

トルコ文化観光省のメフメト・ヌリ・エルソイ文化観光大臣は、トルコを富裕層の観光客にとってさらに魅力的な目的地にすることを目指し、年間を通じて観光シーズンとすることで、81州すべてに観光客を誘致したいと考えを202435日(火)から7日(木)まで開催されているベルリン国際観光フェアで表明しました。 

優れた経営のホテル、質の高いサービス、ホスピタリティを誇るトルコは、最近の投資と効果的な新戦略によって富裕層にとって必ず訪れるべき文化的旅行先になっています。国際的なイベントやスポーツ大会、フェスティバルなど、短期滞在向けの商品開発の努力も、トルコへの訪問を大幅に促進しています 

 この重要な発展において、民間部門は絶えず革新的なアプローチで成功を収めている一方、トルコ文化観光省は常に明確な指針を示し、業界をリードしています観光のプロフェッショナルであるエルソイ文化観光大臣は、次のように述べています。トルコのマルマラ地方と地中海地方で国全体の観光収入の80%を占めている一方、エーゲ海地方は約10%、残りの10%は黒海地方とアナトリアの他の地方で分け合っています。私たちの重要な目標の一つは、観光客の数と収益を増やしつつ、さまざまな商品で他の地方にも観光の機会を広げることです。この点で、私たちにとって最も重要なエリアは、エーゲ海沿岸です。文化的資産、美しい海岸線、天然資源といった潜在的な可能性があるにもかかわらず、観光に関してはまだあるべき姿に至っていませんしたがって、エーゲ海沿岸を外国人観光客の旅行先リストの上位に位置づけられるようさらなる努力を続けていきます。 

さらに同省は、観光客が快適なホテル滞在だけに留まらないよう、さまざまなインセンティブを設けて観光を促しています具体的には観光名所の数を増やすために、考古学的発掘を通年で実施するよう拡大し「未来への遺産」プロジェクトのもとベルガマ地方を含めるなどして、その数を172に増やしました。ここでの発掘や修復は、地区や周辺都市にも利益をもたらす仕組みとなっており全ての都市のステークホルダーが観光収入を活用できるようになっていますまた、観光客が通常の観光時間外に遺跡や古代都市を訪れることができる「ナイトミュージアム」といった革新的なコンセプトを打ち出し、これにより世界遺産にも登録されているアフロディシアスのような野外博物館の入場者数は記録的なものとなっています 

 富裕層や環境意識の高い観光客が持続可能性を重視することを念頭に、エルソイ文化観光大臣は観光施設のサステナビリティ認証の取得にも力を入れており、これまでにトルコの約21,000軒のホテルのうち16,000軒以上がこの認証を取得し、この分野で大きく進展しています。 

 海外からの観光客を誘致するため、200カ国以上にトルコのプロモーションを行っているトルコ観光広報・開発庁(TGA)は、トルコは「海、ビーチ、太陽」の休暇に適した旅行先であるだけでなく、自然や冒険、クルーズ観光、ブルークルーズ(ガレット船での小旅行)サイクリングやその他のスポーツ、考古学や文化ツアー、宗教ルート、美食体験など、60以上の他の観光商品も提供しています中でもイスタンブル、イズミル、ボドルムが、世界で最も評価の高い美食セレクションの一つである権威あるミシュランガイドに掲載されたことは、これらの取り組みが成功している明確で説得力のある証拠と言えます。アンカラや古代都市ゴルディオンなど、ユネスコの世界遺産リストに登録された遺跡の数が増加していることも、この点におけるトルコの継続的な成果を証明しています